入選 『14分の2の私の大切な思い出』 はちまるもん 【 審査員長品評 】 愛犬物語の主客を転倒して、生涯を二人の女性の飼い主に愛された犬の立場から、その語り(字幕)によって綴られる物語である。微笑ましい話ではあるが、何の変哲もない憾みは残る。その語り口に、パラパラ漫画の手法は相応しく、字幕もしっかり読める。