小津安二郎記念・蓼科高原映画祭
上映作品

※上映作品、上映時間、ゲスト等はやむを得ない事情により変更になる場合があります

◆「美味しい」その一言が時と国境を越え、家族をつなぐ……

家族のレシピ

 
©Zhao Wei Films/Wild Orange Artists 9月28日(土)13:00~
新星劇場
原題 Ramen Teh
監督 エリック・クー
出演 斎藤工 / マーク・リー / ジネット・アウ / 伊原剛志
作品データ 2017年 / シンガポール・日本・フランス合作 / 89分
配給 エレファントハウス
公式サイト https://www.ramenteh.com/

あらすじ

群馬県高崎市ののどかな田園地帯に佇む一軒のラーメン屋を営む店主の和男とその弟の明男、そして和男の一人息子の真人。店が終わると和男は一人でバーに向かい、真人は自宅の台所である味を再現しようと黙々と作業をしている。同じ家、同じ職場に居ながらも父子の間に会話はなく、そのような生活が長年続いていた。しかし翌日、和男は急死する。葬儀を終えた真人は父の遺品の中に、中国語で書かれた母・メイリアンの日記と写真、そしてシンガポールに住む母の弟からの手紙を発見する。母は真人が10歳の時に病死し、それ以来、父は母に関して口を閉ざし続けてきた。真人は両親が出会った場所であり、自身も10歳まで暮らしたシンガポールに行くことを決意する。母の写真を頼りに両親が過ごしたシンガポール各地を訪れる真人。以前から交流のあったシンガポール在住のフードブロガー、美樹の協力を得て母の弟のウィーの居場所を突き止める。そこはウィーが営む食堂だった。メニューのバクテーを一口食べた真人は、懐かしい味に涙を流し、ウィーと数十年ぶりの抱擁を交わす。そこで真人はウィーに、バクテーの作り方と母とその実母の間に何があったのかを教えてほしいと頼む。真人は一度も母方の祖母に会ったことがなく、その理由がずっと気になっていたのだ。後日、真人はウィーとともに祖母のマダム・リーの家を訪れ、ショッキングな事実を知らされる。マダム・リーはメイリアンと和男の結婚に猛反対し、真人が生まれた後も交流を絶っていたのだった。父と母の叶えられなかった願い。シンガポールと日本の歴史。また、日本のラーメンにも似て貧しい労働者のための安価なエネルギー補給源として重用され、やがて国の経済発展とともに人気の大衆料理に発展していったというバクテーの歴史……。真人はバラバラになった家族を再びに一つにするためのアイデアを思いつく─。

 



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